6.14 パッチノート
SCARIZARD, AETHER, GENTLEMAN GUSTAF, LABOKAによる
https://gyazo.com/b29b708748e15f7380cfb613b6d4e951
皆さん、こんにちは!
序文ではすべて紹介できないほど良い物が沢山詰まった、福袋風味のパッチ6.14へようこそ。そんなわけで、ここでは特に注目すべき部分をご紹介します。
一番の目玉はライズのアップデートです。バロンファイトの最中に敵チームがワープして来て、あなたのバロンバフを横取りしたとしてもビックリしないでください。それが新たなライズの得意技なのですから! ……皮肉はさておき、彼と日常的に関わることになるであろう人たちは、アップデート記事を読んでおくことをオススメします。
次に、(日本サーバーでは現在カスタムでのみプレイ可能な)ツイステッドツリーラインについてお話しします。プレシーズンの変更によるマークスマンの台頭など、今シーズンに行われた様々な変更は、3v3のエコシステムに問題を引き起こしました。そこで、主にアイテム構成を変えることで、この歪みの解消を図っています(グッバイ、サングインブレード)。
最後は、ソナとレオナを対象とした、6.13に続くサポートのゲームプレイの改善です。彼女たちは、“スキルを一巡したあとはクールダウンが終わるまでやれることがない”という問題を抱えていました。そこで、レオナにはイニシエート後にやれることを新たに追加し、ソナには以前よりもかなり高いスキル回転率を与えています。
長くなってしまいましたが、今回のパッチは以上です! 皆さんがスキル詠唱に満足し、クールダウンのピンが高らかに鳴り響きますように。
ミッドパッチアップデート
6.14で行ったクールダウンの変更により、ソナのスキル回転率は著しく上がり、彼女は大いに強化されました。強くなりすぎないようにパワーダウン要素も入れたのですが、調整が足りなかったようです。結果としてゲームプレイのバランスが崩れてしまったため、今回この再調整を行うこととなりました。6.15においてさらに調整が必要かどうか、注意して見ていきます。
ご注意ください:この変更により、現在ソナのツールチップテキストが一部実際の挙動と一致しなくなっています。次のパッチで修正します!
W - パーセヴァランス
回復量40/65/90/115/140 ⇒ 35/55/75/95/115
[E - セレリティ
自身の移動速度16/17/18/19/20% ⇒ 13/14/15/16/17%
チャンピオン
ルーンの魔導師、ライズはパッチ6.14リリース時にアップデートされます! 詳細はこちらでご確認ください。
Qのクールダウン短縮。Eのスネア効果時間延長。Rによるダメージ減少。Rに新自動効果。
レオナを象徴するものといえば、太陽、そして行動妨害でしょう。レオナが活躍できるかどうかは、行動妨害スキルを的確に命中させられるか否かにかかっています。……しかし、敵チームの足止めに成功したあと、彼女は何をすればいいのでしょう? 現時点では「とくに何も」という感じです。
こうした泣き所に加えて、高スキルレベル帯の試合では、集団戦で始終活躍するほかのサポートタンク(ブラウムやアリスターなど)の陰に隠れがちです。レオナの行動妨害能力は、低スキル帯でこそチームを約束された勝利へと導いてくれる強力なものですが、クールダウンの隙を的確に突いてくる高スキルなプレイヤーたちを相手にした場合、レオナ(とチーム)は手痛いお仕置きを受けるはめになります。力を発揮できない瞬間に付け入るのはLoLの戦略として正しいものですが、手札がすぐに尽きてしまうレオナにとって、そうした状況があまりにも頻繁していたのです。
そこで、「ソーラーフレア」に新たな自動効果を与え、レオナが集団戦で活躍するチャンスを増やしました。また、QとEの変更により、敵は迫り来るレオナから逃れること自体が難しくなったはずです。
(……ついでに白状しますと、「シールド・オブ・デイブレイク」の射程へのバフ、及び「ゼニスブレード」のスネア効果持続時間のバフは、ミスによりなんと前回のパッチで導入されてしまっていました。ごめんなサイオン!)
固有スキル - サンライト
ダメージ20~140(レベル1~18) ⇒ 20~105(レベル1~18)
Q - シールド・オブ・デイブレイク
ダメージ40/70/100/130/160 ⇒ 30/55/80/105/130
クールダウン11/10/9/8/7秒 ⇒ 9/8/7/6/5秒
増加射程30 ⇒ 50
不具合修正「シールド・オブ・デイブレイク」によるスタン効果が本来よりも長く持続する不具合を修正。スタン効果時間とツールチップの表示を実際に一致させました(1.25秒ではなく1秒)。
W - エクリプス
ダメージ60/110/160/210/260 ⇒ 60/100/140/180/220
E - ゼニスブレード
スネア効果時間0.25秒 ⇒ 0.5秒
R - ソーラーフレア
ダメージ150/250/350 ⇒ 100/175/250
NEW燃え盛る魂「ソーラーフレア」発動後、5秒間白熱を得る。この間、レオナのその後3/4/5回の通常攻撃は射程が100増加し、30/40/50(+0.15魔力)の追加魔法ダメージを与え、「サンライト」を付与する。
RはQWEのオーラを増幅するのではなくクールダウンを短縮するよう変更。その他諸々。とにかく読んでみてください。
ソナはここ数シーズンの間ずっと変わらずにいたため、今回のあまりにも沢山の変更に身構えてしまう方もいるかもしれませんね。しかし、これらの変更の狙いは「ソナにもっと演奏させる」というシンプルなものです。それでは説明していきましょう。
まず、ソナはほかの多くのサポートたちと同じ問題を抱えています──、実際には大いに活躍していても、あまり役に立っていないように感じられてしまうことです。この問題に対処するにあたり、私たちはソナの特徴である“音楽バフを利用したゲームプレイ”に踏み込むことにしました。その概要は次の通りです──スキルを使うたびに「パワーコード」が発動するソナは、その循環のさせ方によって、オーラで近くの味方を補助したり、敵を無力化するための様々な手段を選択できるようになっています。こうした特性により、彼女は臨機応変さを備えた長期戦闘の達人となれる可能性があるわけです。
……しかし、この理想を実現するには、現時点でのソナのスキル回転率はあまりにも低いと言わざるを得ず、そのために彼女は記憶に残らないBGMの如き存在となってしまっています。そこで、「クレッシェンド」の自動効果を新たに調整し、この問題の解決を図りました──ソナ自身のレベルアップ、そしてそのほかのクールダウン短縮効果源と組み合わせることで、通常スキルのクールダウンが最大67%カットされるようになります。もちろん、ソナが度を越して強くなり過ぎないような調整も行っているのでご安心を。これらの変更により、彼女は試合終盤に向けてスケーリングしながら、戦いを歌(と補助能力)の祭典へと変えていける存在となるはずです。
全般的な変更
オーラの範囲350 ⇒ 400
削除サラウンド音声味方にオーラ効果を与えた時に、効果時間を最大で2秒延長することはなくなりました
R - クレッシェンド
他のすべてがこれらの変更点に基づくため、「クレッシェンド」がトップバッターです。見間違いじゃありませんよ!
自動効果「クレッシェンド」のランクごとにソナのオーラが強化 ⇒ ソナの基本スキルのクールダウンが20/30/40%短縮(通常のクールダウン短縮と乗算)。詳細は以下を参照。
「ヒム・オブ・ヴァロー」ボーナスオーラで強化された通常攻撃に +10/20/40ダメージ ⇒ クールダウンが8秒から6.4/5.6/4.8秒に短縮
「パーセヴァランス」ボーナスシールド強度 +10/20/40 ⇒ クールダウンが10秒から8/7/6秒に短縮
「セレリティ」ボーナス自身とオーラ効果の移動速度 +2/4/6% ⇒ クールダウンが12秒から9.6/8.4/7.2秒に短縮
固有スキル - パワーコード
ダメージ13~192(レベル1~18) ⇒ 15~235(レベル1~18)
「ディミヌエンド」ダメージ軽減率20% ⇒ 25%
「ディミヌエンド」ダメージ軽減反映率100魔力につき2% ⇒ 100魔力につき4%
NEW優しく殺して♪「ディミヌエンド」はデバフの持続中対象を縮小するようになりました
Q - ヒム・オブ・ヴァロー
ダメージ40/80/120/160/200 ⇒ 40/70/100/130/160
W - パーセヴァランス
回復量30/50/70/90/110 ⇒ 40/65/90/115/140
回復量反映率0.2魔力 ⇒ 0.25魔力
シールド35/55/75/95/115 ⇒ 30/55/80/105/130
シールド反映率0.2魔力 ⇒ 0.3魔力
削除ソナんばらんす対象が失っている体力に応じて回復量が最大50%増加することはなくなりました
E - セレリティ
自身の移動速度13/14/15/16/17%移動速度が増加、3秒かけて減衰 ⇒ 16/17/18/19/20%移動速度が増加、減衰せずに3秒間持続(ソナが非戦闘時の場合、効果時間は最大4秒追加)
オーラ移動速度反映率100魔力につき4% ⇒ 100魔力につき6%
オーラ移動速度の効果時間1.5秒 ⇒ 3秒
ティバーズのIQが少しアップ。ただし、相変わらず暴れます。
ミッドシーズンのアップデートに引き続き、ティバーズへいくつかの改善を行います。クマがより賢くなったことで、可能性も無限大に!
R - やっちゃえ!ティバーズ!
やる気アップティバーズの攻撃目標が戦場の霧の中に入った際に、その場で立ち止まるのではなく、最後に目撃した場所まで追跡を続けるようになります
鳥頭からクマ頭へティバーズが行動妨害を受けてもターゲットへの攻撃を忘れなくなります
野生の証明ティバーズがインヒビターやネクサスへの攻撃命令を受け付けないにもかかわらず、時々自ら勝手に攻撃してしまう不具合を修正しました
もう怒ったクマ!アニーが倒されるのと同時に命令を与えた場合、ティバーズが激怒状態にならない場合がある不具合を修正しました
アジールのレベルアップによる兵士のダメージ増加量が減少、ただしレベル18では以前と同等。また兵士の視界も低下。
偉大なるシュリーマの皇帝には紹介文など不要でしょう――このパッチノートに再登場することになった理由についても、皆さんならすでにご存知のことかと。……アジールは様々な問題を抱えていますが、おおげさに簡略化すれば「良いところばっかりで、悪いところが全然ない」ということになります。驚異的な持続火力、遠距離からのイニシエート、超カッコいい金ピカ鎧など、すべてが揃っているのです。そこでこのパッチでは、アジール様のダメージ増加量に(畏れ多くも)調整を行うことにしました。
アジールはゲームの趨勢を決する力を秘めた“ハイパーキャリー”と言えますが、似たような力を持つほかのチャンピオンたちは、序盤に苦しい戦いを強いられていたり(ヴェイン)、アイテムに対する要求度が高かったり(コグ=マウ)、時間帯によって付け入るスキが生まれます。しかし、アジールにはそうした期間がほとんどありません。単純に離れた場所から文字通りポーク(遠距離から長射程のスキルでけん制すること。……ですが、もともとは“突っつく”という意味です)するだけで、兵士たちが叩き出す強烈なダメージに頼りつつ、終盤で圧倒的な活躍をし得るに足る魔力を獲得できるのです。そこで今回、この問題を解決するため、中盤に差し掛かった辺りでの兵士のダメージ増加量を大きく下げました。これにより、偉大なる皇帝が序盤で不利を背負ってしまった場合、砂塵兵に泣きついて危機を脱するのはもはや不可能となったはずです。なお、中盤戦までの弱さはアジールが克服すべき障害となりましたが、最大レベルに到達した際の兵士の攻撃力はこれまでと変わりません。つまり、50分ほどが経過した辺りの集団戦においては、我らが皇帝は期待通りの存在であらせられるのです。
W - 目覚めよ!
兵士によるダメージ50~170(レベル1~18)のままですが、レベル1~11での増加量が低下します。代わりにレベル14~18では増加量が増えます。
数値の一覧
50 / 55 / 60 / 65 / 70 / 75 / 80 / 85 / 90 / 95 / 100 / 110 / 120 / 130 / 140 / 150 / 160 / 170 ⇒
50 / 52 / 54 / 56 / 58 / 60 / 63 / 66 / 69 / 72 / 75 / 85 / 95 / 110 / 125 / 140 / 155 / 170
兵士の視界範囲575 ⇒ 350(攻撃射程インジケーターと一致)
固有スキルの回復量が増加。初期レベルでQの反映率が上昇。
フィオラは味方からきちんとしたサポートを受ければ、サイドレーンにおける強力無比なデュエリストとなり得ます。……ただ、そうであるが故にプロシーン以外では中々活躍できていません。アジールの項で述べた通り、後半で本領を発揮するチャンピオンにとって序盤の弱さは致し方ないのですが、初期レベルの彼女にはめられた枷は少々厳しすぎるものでした。この高潔なるデュエリストの最序盤のダメージ交換能力を改善することで、的確に交戦した際にちゃんと優位に立てるようにしました。
固有スキル - デュエリスト・ダンス
急所命中時の体力回復量25~110(レベル1~18) ⇒ 30~115(レベル1~18)
Q - ファント
反映率0.55/0.7/0.85/1.15増加攻撃力 ⇒ 0.95/1/1.05/1.1/1.15増加攻撃力
敵のためのQのインジケーターの精度向上。
イラオイの人気の高まりにより、彼女と対峙する相手が“本来”よりも触手攻撃の回避に苦労していることが判明しました。イラオイとの戦いは不正確なインジケーターを読む能力ではなく、勇気を試すものでなければなりません。
全般的な変更
テンタクーーール!触手インジケーターの精度が向上し、触手が叩き付けようと狙っている範囲が正確に表示。
Wによるシールドが増加。
「守りの型」によるシールドは、最大ランクでも極めて脆いと言えるでしょう。これを適度に強化することで、リー・シンが間一髪で飛びついた仲間がきちんと生き残れるようにしたいと思います。
W - 守りの型
シールド量40/80/120/160/200 ⇒ 40/100/160/220/280
固有スキルのダメージが増加。Qのダメージが減少。
それなりに調子の良い最近のラックスですが、とはいえ高スキルレベル帯になると、その活躍は少々尻すぼみになっています。そこで今回、腕利きラックス使いの活躍を助けるため、スキルだけがヒットした際のダメージを減らす代わりに、固有スキルを上手く駆使した場合にはより高いダメージを出せるようにしました。平均的なプレイヤーが叩き出すダメージはほぼ変わりません(レベル6に達した段階で、一度でも固有スキルを発動できれば今回の低下分のダメージは補償されます)が、コンボを駆使できるラックス使いにとってはダメージの底上げになっているはずです。
固有スキル - イルミネーション
ダメージ18~154(レベル1~18) ⇒ 18~190(レベル1~18)
Q - ライトバインド
ダメージ60/110/160/210/260 ⇒ 50/100/150/200/250
移動速度と通常攻撃の射程が減少。
6.14におけるほかの変更とは違い、マルザハールへの変更はいたって明確です。「ヴォイドシフト」の仕組みにより、マルザハールへのこまめな攻撃が推奨される点は良いのですが、彼の射程とプッシュ力により、相手を寄せ付けることなく安全にレーンをコントールできていました。そこで、彼が全力でレーンをプッシュしようとした時にダメージ交換を仕掛けられるよう、かつそれがちゃんと有利なやり取りになるようにしたいと思います。
全般的な変更
移動速度340 ⇒ 335
通常攻撃の射程550 ⇒ 500
固有スキルのクールダウン短縮、ダメージ減少。固有スキルのシールドとWの移動速度が増加。
前回の調整以降、何とか立ち上がろうともがいているポッピーですが、イニシエーターとしての信頼性は目に見えて低下してしまいました。率直に言うと、その信頼性を急いで回復しようとは考えていません――私たちとしては、ポッピーは(後衛にダイブする能力ではなく)妨害能力に秀でたチャンピオンであって欲しいのです。そんなわけで、ポッピーがたくさんの敵を足止めできる位置取りに成功したときにしっかりと輝けるよう、乱闘時の生存能力を強化することにしました。
固有スキル - 鋼鉄の大使
クールダウン18/14/10秒(レベル1/7/13) ⇒ 16/13/10秒(レベル1/7/13)
ダメージ20~190(レベル1~18) ⇒ 10~180(レベル1~18)
シールド量全ランクでポッピーの最大体力の15% ⇒ ポッピーの最大体力の15/17.5/20%(レベル1/7/13)
W - ステッドファスト
増加移動速度27/29/31/33/35% ⇒ 32/34/36/38/40%
レク=サイ.iconレク=サイ
Wの索敵のクールダウンが延長。
パッチノートでは、プレイヤーの技能やチームワークによって効率が著しく変わる機能、及びチャンピオンについて触れる機会が多いのですが、「視界」はまさにその典型と言っていいでしょう。ワードによる視界確保は重要ですが(……大事なことなのでもう一度言います。ワードによる視界確保は重要です!)、戦術的な攻防の明暗を分けるのはどこの視界を確保し、チームメンバーがいかにその情報を活用できるかにかかっています。
チャンピオンたちが持つ様々な特性の中でも、レク=サイの「震源センサー」は際立つ存在と言えるでしょう。周囲にいる敵チームの位置情報をほぼ完璧に把握し、それを味方に提供できるという能力には、状況を一変させ得る力があります(スキルショットの命中率を高めたり、ジャングルに侵入してくる敵を完璧に阻止したりなど)。そこで私たちは、彼女の能力を「敵はここにいるよ!」ではなく、「敵は大体この辺にいるよ!」というものに変更することにしました。これまで通り、「震源センサー」はゲーム中最も有効な情報収集手段のひとつではありますが、相手側にも対応策を与えることで、お互いに心理戦を仕掛け合う必要が出てくることでしょう。
W - 潜伏
対象ごとの「震源センサー」の更新頻度0.75秒 ⇒ 1.5秒
NEWこれはスニーキングミッションだ敵ユニットが向きを変えるために少しだけ動く場合、レク=サイの「震源センサー」は感知しなくなりました
Wのクールダウンが延長、詠唱不可時間を削除。Eのダメージが減少。
まだリーグに参加したばかりのタリヤは、使いこなせば強いものの、そこに辿り着くまでが一苦労のチャンピオンです。急勾配な習熟曲線もそう悪いものではないのですが、彼女の持つ独特なメカニズムのせいで、その習熟体験は楽しいチャレンジではなくただの重荷と化しており、とくに「サイズミックシャーブ」のスキル使用不可時間と2段階詠唱は、コンボのレスポンスを悪く感じさせる要因となってしまっています。
ここで1つ、明確にしておくべきことがあります──スキル使用不可時間の削除には極めて強力な作用があります(結果的に、タリヤはハンパない強さを獲得するでしょう)。実際問題、テスト中には笑ってしまうような結果も目にしてきました。そこで、遥かに信頼性が向上した「サイズミックシャーブ」+「アンレイベルアース」コンボにおける“もっとも理想的な決まり方”自体を弱体化させるため、予め対策を行っています。しばらくは岩だらけのデコボコ道が続くかもしれませんが、長い目で見たとき、今回の調整がタリアを絶妙なバランスへと導いてくれるものと確信しています。
W - サイズミックシャーブ
クールダウン16/14/12/10/8秒 ⇒ 16/15/14/13/12秒
詠唱メカニズム詠唱して設置、再詠唱で方向指定 ⇒ ベクトル詠唱(例: ランブルのR - イコライザー)
削除スキル使用不可時間「サイズミックシャーブ」使用後の0.55秒間のスキル使用不可時間を削除
E - アンレイベルアース
NEWダメージ減衰率地雷は同一対象により起爆された場合、それぞれ直前に命中した地雷よりダメージが15%減衰(最小55%)
ビクターのヘクスコアの第一段階アップグレードのコストが上昇、最終アップグレードのコストが減少。
本来、レーン戦での立ち回りの基本は「ミニオンウェーブを慎重にコントロールする」であるべきですが、序盤にヘクスコアを確保したビクターのそれは「神レベルのウェーブクリア能力で相手のあらゆるアクションを終わらせる」というものになりがちです。それはもう、マルザハールのように。私たちとしては、ビクターの強みがレーン戦から大規模な集団戦へと自然に移行していく点は気に入っているのですが、ミニオン処理能力が高すぎる「アフターバーン」のせいで、確実に獲得ゴールドでの優位を築けてしまうのは問題と言えるでしょう。そこで今回、相手にも追い付くチャンスを与えるため、ビクターの成長が始まるタイミングを遅くしたいと思います。狭いエリアに集まった敵チームにとっての脅威である点はこれまで通りですが、レーン戦でのパワーを抑制することで、彼の壮大な計画に歯止めをかけることができるはずです。
自動効果 - グロリアス・エヴォリューション
ヘクスコアMK-1のコスト1,000ゴールド ⇒ 1,250ゴールド
パーフェクト・ヘクスコアのアップグレードコスト1000ゴールド ⇒ 750ゴールド
パーフェクト・ヘクスコアのトータルコスト3,000ゴールド(変更なし)
不具合修正の嵐。
ヤスオ使いだって人の子……のはず、です。
全般的な変更
やっべ刀落とした「風薙ぎ」や「鬼哭啾々」を使用後に通常攻撃ができなくなる不具合を修正
Q - 抜刀
刃こぼれしてますねヤスオのクリティカル率が100%のときにクリティカル攻撃にならないことがある不具合を修正
W - 風殺の壁
風通し良すぎでは?ヤスオが死亡と同時に詠唱した場合、詠唱された瞬間の「風殺の壁」が発射物を防げない不具合を修正
E - 風薙ぎ
地に足が着いていないのでノックアップ中、複数の対象に対してクールダウンや詠唱時間なしで「風薙ぎ」が連続使用できる不具合を修正
スタックによる移動速度が上昇
エレメンタルドラゴンの実装以来、クラウドドレイクは狩猟者の満足度ランキングにおいて万年最下位となっています。まったく新しいバフに変えてしまうことも考えていないわけではありませんが、まずは既存の効果を強化して、このバフが弱すぎたのかどうかを確かめたいと思います。
スタックボーナス非戦闘時の移動速度 +15/30/45 ⇒ 非戦闘時の移動速度 +25/50/75
ジャングル報酬
獲得経験値が減少し、獲得ゴールドが増加。中立モンスターの体力が増加。
※トリビア: 最後にツイステッドツリーラインへの調整を加えたのはパッチ5.11──、なんと27パッチも前のことになります。それから我々がプレシーズンやミッドシーズンといった様々なものを送り出してきたことはご存知かと思いますが、そうした変更のうちのいくつかはツリーラインの調子を狂わせるようなものでもあったため、今回のパッチを機にツリーラインの環境を整えることにしました。
まずはジャングルでの調整です。プレシーズンのジャングラーアイテムに対する変更により、モンスターから得られるボーナスがゴールドから経験値へと切り替わっていました。その結果、ツリーラインのジャングラーはここのところ、レベルアップ過多、ゴールド不足、および序盤のレベルスケーリングによる必要以上の高体力でジャングルを回り終える羽目になっています。というわけで、ジャングルの装備に合わせる形でモンスターに再調整を加えました。
全般的な変更
独り占めサモナーズリフトと同様に、倒したモンスターから経験値を得られるのは、それを倒した者のみとなります(一貫性万歳!)
ゴーレム
大きいゴーレムの体力1240 ⇒ 1340
大きいゴーレムから得られる経験値150 ⇒ 120
大きいゴーレムから得られるゴールド69 ⇒ 81
小さいゴーレムから得られるゴールド21 ⇒ 14
ウルフ
ジャイアントウルフの体力1120 ⇒ 1220
ジャイアントウルフから得られる経験値142 ⇒ 90
ジャイアントウルフから得られるゴールド51 ⇒ 68
レッサーウルフから得られるゴールド17 ⇒ 16
レイス
大きいレイスの体力1050 ⇒ 1150
大きいレイスから得られる経験値140 ⇒ 90
大きいレイスから得られるゴールド45 ⇒ 70
外側タワー
物理/魔法防御が上昇。
試合序盤における安全地帯を作り出すために昨年導入された外側タワーですが、その導入時期はプレシーズンのマークスマン(=タワーの天敵)アップデートよりも前だったため、彼らが台頭しているここ最近、ツリーラインにおけるタワー破壊速度はエスカレートする一方となっています。外側タワーの耐久力を上げ、もう少し長い時間存在意義を保てるようにします。
物理防御50 ⇒ 100
魔法防御50 ⇒ 100
おすすめのアイテム
ほとんどのチャンピオンを対象におすすめのアイテムが更新されました。
以下のアイテムへの変更に加え、2015年を通して行われたゲームプレイへの全般的な変更により、ツイステッドツリーラインのアイテムセットは時代遅れになっていました。検証した結果、全体的に一新すべきだという結論に至りました。
編集長のおすすめほとんどのチャンピオンを対象に、ツイステッドツリーラインにおけるおすすめのアイテムを更新しました
削除されたアイテム
様々なマップ固有アイテムを削除。
まずは「サングインブレード」です。これはオーソドックスなマークスマンに向け、試合終盤に向けたスケーリングへのスタートダッシュをかけるための、安価かつ効率的なアイテムとして作られました──ツイステッドツリーラインの短い試合時間では、マークスマンがその本領を発揮できなかったからです。しかし、プレシーズンにおけるマークスマンのアイテム構成への変更の影響もあって、「サングインブレード」の効率の良さは「必要悪」から「強すぎワロエナイ」に変化してしまい、その結果、プレシーズンの狙いだった“アイテム選択の多様性”に影を落とすこととなってしまいました。良いこと尽くめが逆に問題を引き起こすことが証明されたため、サングインブレードとはお別れすることになりました。
削除さようならサングインブレードをツイステッドツリーラインから削除しました
これら2つのアイテムは同じ立場にあるので、まとめて説明します。「ダーヴィッシュブレード」と「覇王のブラッドメイル」はもともと、サモナーズリフトにおける類似品(「マーキュリアル・シミター」と「ワーモグアーマー」)のステータスがツイステッドツリーラインにおいて“デカ過ぎた”ために導入されたアイテムとなります。「マーキュリアル・シミター」は「B. F. ソード」が材料だったために入手がとても困難であり、また「ワーモグアーマー」は3v3の環境ではあまりにも強力過ぎたわけです。しかし、どちらも既に解決済みの問題であるため、これらツリーライン向けアイテムをその上位版と交換することにしました。
削除元気でねツイステッドツリーラインから「ダーヴィッシュブレード」と「覇王のブラッドメイル」を削除しました
※ネタバレ注意!: 「ヴァンダム卿のモーニングスター」はすぐに復帰する予定です。「インフィニティ・エッジ」の導入(※ネタバレ再注意!)により、「ヴァンダム卿のモーニングスター」は“サモナーズリフト用アイテムのツイステッドツリーライン版”の役割を担う必要がなくなったため、一時的に退場させることになりました。なおその結果、「ウィキッドハチェット」は行き止まりアイテムとなりました。アイテムショップに無駄に居座られても困るので、こちらには永久退場してもらいます。
削除また会う日までツイステッドツリーラインから「ヴァンダム卿のモーニングスター」と「ウィキッドハチェット」を削除しました
ツイステッドツリーラインに登場。
昨年11月のプレシーズンのアップデート以前、高額すぎる「B. F. ソード」はツイステッドツリーラインでは使用不可となっていました。そもそもマークスマンが活躍しにくい環境でしたし、「B. F. ソード」分のゴールドを貯めこむなんて狂気の沙汰だったのです。だからこそ、「B. F. ソード」系アップグレードの代わりとなるよう、「ピッケル」ベースの廉価版アイテムをツリーラインに投入したわけです。……が、先述の通り環境が変わったため、これらのアイテム群をツリーラインに登場させても良い頃合いだと判断しました。
NEW追加「B. F. ソード」およびその上位アイテムがツイステッドツリーラインに登場!
ツイステッドツリーラインに登場。
マークスマン暗黒期の名残がここにも。かつての私たちは、這いつくばり歯を食いしばって苦しい戦いに身を投じていたマークスマンのことを想い、「ソーンメイル」をツリーラインに含めることはしませんでした。しかし、今やマークスマンは圧倒的優位に立っています。というわけで、そろそろツリーラインに投入してもいいでしょう。
NEW追加「ソーンメイル」がツイステッドツリーラインに登場!
ツイステッドツリーラインに登場。「ダーヴィッシュブレード」と入れ替え。
これについては上記の削除されたアイテムの項でお知らせしました。「ダーヴィッシュブレード」の名前を確認して、チェックリストに“既読”を付けましょう。
NEW追加「マーキュリアル・シミター」がツイステッドツリーラインに登場!
ツイステッドツリーラインに登場。「覇王のブラッドメイル」と入れ替え。
これも削除されたアイテムの項で告知済みです。☑「覇王のブラッドメイル」の欄をチェック(今パッチでは文字数を抑える努力をしています)。
NEW追加「ワーモグアーマー」がツイステッドツリーラインに登場!
クールダウンのピン
ピンアイコンで関連情報をチャットで送信。
長い間コミュニティから寄せられ続けていた要望に、ようやくお応えすることができました。チーム内の連携が強化されて困る人はいないでしょうから、実際に試してみてください。みなさんが新たなピンをどう活用するか、楽しみにしています!
次のアイコンをピンすることで、自動的に情報をチームに向けてチャットで送信することができます:
スキル(クールダウンの残り時間やリソース不足の警告)
サモナースペル(クールダウンの残り時間)
主要アイテム(クールダウンが完了していない場合はその残り時間、その他の場合は完了している旨の通知)
トリンケットを含む視界アイテム(クールダウンまたはワードのチャージ数)
体力およびリソースゲージ(現在の割合)
また、Tabメニューのジャングルタイマーもクリックすればチャットで送信できます。ピンではなくクリックだけですよ。Alt+Tabしても知りませんからね。注意はしましたよ!
ジャングルタイマー。クリックするだけ。
チャンピオンマスタリー
サポートのマスタリーレベルの評価基準を調整します。
マスタリーレベル6および7の導入以降、サポートプレイヤーはSやS+を取得するために、以前よりも自らキルを取って自分自身の戦績をアップしようとする傾向が出てきているようでした。サポートが従来のように試合の勝利に貢献することで適切な評価を得られるよう、今回のパッチにおいて、サポートのマスタリーレベルの評価基準を再調整します。
マナティーの心サポートが本来期待される役割において貢献した際、適切に評価されるようになりました
かっぱらいはよくないよサポートのマスタリーレベル評価方法において、アシストとキルの重みは同じになります。血に飢えた「フラッシュイグナイト持ち」サポートの皆さん、もう自分でとどめを刺さなくても大丈夫ですよ(マスタリーレベル的には)
ネクサスシージ
新モード「ネクサスシージ」が週末のローテーションゲームモードに追加されます。 ラウンドごとに攻守が入れ替わる、爆発と爆撃にあふれたゲームモード。ネクサスシージはこのパッチ中の週末に初登場します。追ってまた詳しくお知らせします!
不具合修正
ザイラが茂みの中でリコールを使用すると、固有スキル - 茨の楽園が再発動して位置を特定されてしまう不具合を修正しました ブラウムがE - 不破の盾でバロンナッシャーの強酸攻撃をブロックしたとき、タイミングによっては即死してしまう不具合を修正しました ダリウスがE - 捕縛で敵を壁越しに引き寄せたとき、ダリウスの分厚い胸板に跳ね返されて壁の反対側に戻ってしまうことはなくなりました R - コラテラルダメージを詠唱するタイミングで敵に強制移動させられても、グレイブスが短時間スタン状態にならなくなりました グレイブスがW - スモークスクリーンを詠唱した直後に通常攻撃の2発目のチャージを放っても、スキルが立ち消えにならなくなりました エリスが引き連れている幼体がグレイブスの通常攻撃からダメージを受けないことがある不具合を修正しました 「エーテルの機翼ケイル」、「血涙の審問官ケイル」、「Riotケイル」の体力バーが、ケイルの他のスキンでの高さに合わせて調整されました 「鮮血の魔王ブラッドミア」のR - 呪血の渦詠唱時のビジュアルのちらつきを解消しました 「邪悪なるサンタベイガー」のW - ダークマターの粒子を元に戻しました。季節外れのメリークリスマスです! 「雪の一片バード」のE - 精霊の旅路をクリックしてからペンギンになって壁を通り始めるまでの間に表示される移動経路インジケーターを復活させました 「非常に低い」設定で「ムエタイリー・シン」のモデルに見えていたつなぎ目を削除しました 「首なし騎士ヘカリム」の煙のビジュアルエフェクトのカクつきを解消しました 「Fnaticグラガス」のタルサモナーズカップ上部のテクスチャを改善しました 「コマンドージャーヴァンⅣ」の歩行中、ヒザに謎のパイプが重なって見える不具合を解消しました 「プールパーティルル」の死亡時のアニメーションで、帽子が引き伸ばされて見える問題を解消しました ドラゴンフォーム時の「王者シヴァーナ」が吼えたとき、歯がものすごく伸び縮みすることはなくなりました 近日公開のスキン
パッチ6.14において、以下のスキンがリリースされます。
https://gyazo.com/49c87806ae79b72ae3a1207ee98e5543
https://gyazo.com/c0bb56ded65cf40937986a042fd0ae9a
https://gyazo.com/d9a1cda75ea570d54914d829721eccc8